3ヵ月ほど前に作った靴です。

踵のゴムがすり減ってしまいました。


踵のゴムのことをリフト(化粧)と言います。
この部分は消耗品。
使っていると必ず減っていきます。

この写真くらいになったら交換します。
これ以上減ってしまうとゴムの交換だけでなく、プラスで修理しなければならなくなります。
今回はギリギリゴムの交換のみ。



交換しました。
交換前は赤いゴムでしたが、厚みがなくすぐに減ってしまいました。
なので、今回は厚みのあるベージュのゴムで交換。


また履けます。

 
靴をオーダーしたいということで、工房でお話をさせていただいたCさん。
詳しく聞くと、股関節の関係で左足のほうが3センチ長いとのこと。

始めのお話は、この脚長差を埋めた靴を作ってほしいとのことでした。
ほとんど歩かず、歩くときは杖代わりにキャリーバッグを持っているそう。
できるだけ軽いものをご希望されましたが、
当店では革で作るので重くなってしまうとお話ししました。

そこでご相談の結果、お手持ちの靴を調整することにしました。



調整はできますが、資格等は持っておらず、
調整することによって痛みが出るかもしれないということをご了承いただきました。

脚長差は3センチですが、一気にあげてしまうと違和感があり痛みが出やすいと思い、
右を1.5センチ上げました。

ただ上げるだけだと、歩くときにつま先が突っかかってしまうので、
つま先をローリングさせました。

工房で履いていただいた時には、
歩くときのカクンと下がる感じが、少し良くなったとのこと。

少しでも歩きやすくなっていれば良いなと思います。





 
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