昨日、革スリッパのワークショップを開催しました。
参加者は、午前、午後共にお1人ずつ。
どちらも先日のLuccicaを見て、ご連絡くださいました。
午前の方は、プレゼント用にLLサイズをお作りになっていました。
革は黄色。
プレゼントということで、緊張しながら作られていました。
とても丁寧にキレイに作られていました。
早めに片足仕上がったので、残りの時間でもう片足を縫っていました。
早く仕上がりそうですね。
プレゼント、喜んでもらえると良いですね。
午後の方は、ご自分のを緑の革で。
ステッチの色によって出来上がりの印象が変わるので、
とても悩まれていましたが、革と同色に決められました。
ご自分でお洋服を作ったり、着物を直したりされているそうで、
サクサク縫われてました。
早めに片足縫い上げて、残りの時間は工房見学。
靴を作るときに使うミシンや工具など、驚きながら見学されていました。
お二人共楽しそうにされていて、良かったです。
靴磨きをしました。
こちらの靴は、25年も履き続けているそう。
とてもキレイです。
旅行好きで、様々なところにこの靴と一緒に行かれているそうです。
たくさん履いているせいで、ボロボロになってきたとお持ちいただきました。
とても履きやすいので、キレイになるならまだ使いたいと、靴磨きを承りました。
写真は磨き後のもの。
長く使われているので、擦れやしわなどはあるものの、
さっぱりキレイになったと思います。
靴ひもは、なるべく近い革で作り直しました。
はじめは少し硬いかもしれませんが、使っていくうちに柔らかくなっていきます。
常にMyシューホーンをお持ちで、靴を履く時には必ず使われていました。
大切に履かれた、大切な靴。
少しだけ携われて、嬉しいです。
これから30年、35年と末永く一緒に、たくさん歩いてください。
昨年9月末、靴のオーダーをしたいと女子大生が来店されました。
卒業式に袴で履くブーツを探していたようですが、
足のサイズが大きいため、ワークブーツのようなゴツイものしかなく、困っていました。
そこで、すっきり見える編み上げブーツをオーダー。
11月頃に試着靴をお渡しし、年明けの成人式にも履いていただき、
その履き心地を踏まえ、デザインも微調整し、本番へ。
先月、無事お渡しすることが出来ました。
黒の外羽根ブーツ。
内側にはファスナーを付けました。
これで脱ぎ履きが楽になります。
お渡し前に履いていただき、履き心地の確認や、ひもの長さなどの微調整を行いました。
卒業式はもう少し先ですが、それまでに自分の足に合うように、馴染ませていってください。