試着まつり、第3弾です。
今回は2人をご紹介。どちらも1回目の試着です。

1人目は、2足目のオーダーいただいた Oさん。
Oさんの足はとても小さく20僂△蠅泙擦鵝
なので今まで合うサイズがなく、子供靴を履いたりしていたそうです。

1足目はサンダルでしたが、今度はパンプスです。
パンプスからサンダルの木型の変更はできますが、逆はできないので、木型の修正から入りました。


穴だらけですね。
踵に触ってもわからないくらいの凹凸がありそれが当たって違和感を感じていたり、履き口の上の部分が当たって前に押し出していたりと、いくつか修正箇所がありました。
『パンプスは8割踵で決まる』と師匠である自作工房ヒロの斎藤先生が言っていました。
踵をしっかりと作り込んでいきます!


2人目は、3月の三越さんの催事でオーダーいただいた I さん。
I さんの足も小さく木型を新しく作らなければならなかったので、かなりお待たせしてしまいました。

I さんは土踏まずが高いハイアーチで、踵も小さいため合う靴がなく、
いつも足裏の親指の付け根部分が痛くなっているそうです。

今回の試着では、踵部分は問題ありませんでしたが、前足部がかなりきつくなってしまいました。
次回はもう少しゆとりを作ります。

さらにデザインの変更もありました。
基本的には注文時のデザインで進めていきますが、変更は可能です。
しかし、その分の試着が増えますので、お渡しの期間が延びてしまいます。
早く履きたい気持ちも、好きなデザインのものを履きたい気持ちもどちらも大切です。
どちらもないがしろにせず、一生懸命に作っていきたいと思います。


この第3弾で試着まつりは一段落です。
また修正をし、仮靴を作っていきます。


 
試着まつりの第2弾。

CALZ初の男性のお客さまです。
岩手県から来られている I さん、HPを見て来てくださいました。
I さんの足は小さめでかかとが細く、さらにくるぶしの位置が低いため履き口が当たって痛いというので、オーダーを希望されました。

今回は1回目の試着。
CALZ初の紐靴です。

履いていただいたとき、
「すごい!こんなの初めて!こんなにフィットするんですか!?」
と、驚かれていました。
嬉しい。

試着で気になったカカトと羽根の開き、履き口の深さなどを修正し、2回目の仮靴を作ります。


 

この1ヶ月、まとめて靴作りをしていて完成したので、これから試着まつりです。

まずは三越さんの催事でご注文いただいた I さん、H さん、S さんの試着です。
皆さん2回目の試着になります。

I さんは、1回目の試着の時に右足の内側に骨が出ていて、当たっていました。
さらに、履き口が深かったために窮屈さがありました。
2回目の試着では、この2つを改善しました。
残念ながら写真はありませんが、痛いところはなく、履き口が浅くなりすぎて履いたのですが、違和感なく履いていただけました。
この仮靴は、日常生活で1週間〜1ヶ月ほど使っていただき、その上で微調整をして本靴を作ります。

H さんは、1回目よりベルトの太さを変え、角度も合うように調整しました。


上が2回目の仮靴、下が1回目の仮靴です。
ベルトが細くなりました。
2回目の試着では、少し厚手の靴下で靴を履きたいということで、
前足部にゆとりを持たせるように木型を修正することになりました。

S さんは、1回目の時はかかとが当たってしまったり、内側の履き口が当たってしまったりと、改善個所が多々ありました。
今回はそれらを修正しました。


上が2回目、下が1回目の仮靴です。
今回の修正箇所は、2つ。
左のつま先部分と、かかとです。
これをもう一度、木型で修正します。

今回の試着では、1足お持ち帰りいただけました。
他に2足も次回お持ち帰りいただけるように頑張ります!


 

今回はSさんの1回目の試着。

Sさんは元々の足はとても細いのに外反母趾のため、幅の広い靴を履いていました。
ヒールがあるのが履きたいということで、6僖辧璽襪離僖鵐廛垢鬟ーダーしていただきました。



仮靴のいろいろなところを切ってをマドを開け、足がどんなふうに入っているのか確認したり、
当たって痛いところを切ったりしました。
穴だらけです。

これを踏まえて、2回目の仮靴製作を行います。


 

三越催事でたまたま通りかかり、オーダーしてくださった I さんの1回目の試着です。

左足はほとんど良かったのですが、問題は右足。
内側に骨のでっぱりがあり、当たって痛いということでガッツリと切りました。



外側のくるぶしの高さ等も変えて、もう1度仮靴製作です。


 

Hさんの1回目の試着です。

Hさんは何足もオーダーで靴を作っているのですがいつも合わず、本当に足に合う靴を探していました。
今回オーダーをいただいて、「私に合う靴を作ってよ」と念を押されています。
頑張って作ります!

さて試着。
残念ながら試着中の写真はありませんが、様々な不具合を解決するため一緒に考えました。
そして手を加えた1回目の試着靴。

穴だらけです。
いろいろなところを切り開いて、足の入り具合を確かめます。

これを参考に2回目の試着靴を作ります。
頑張ります!

 

釣り込みか終わると、もう少しで完成です。

釣り込んだら「シャンク」を入れます。
「シャンク」とは靴の中心に入れる支えです。


靴底は接着剤でつけるので、しっかりつくように革の表面をやすり、
前足部の空間に詰め物をします。


底材を接着し、カカトもつけて底付け完成です。


木型を抜き、

裏革の出ているところを切り、中敷きを入れ完成です。



ザックリですが、靴ができるまでの流れをご紹介しました。



 

靴作りの中でのメインイベント、釣り込みです。
製甲したものを木型に釣り込んでいきます。

これはカウンターと言ってかかと部分に入れる芯です。
これでかかとをしっかりと支えます。

カウンターを表甲と裏甲の間に入れ、一緒に釣り込み形をつけます。

まずはカウンターを入れた後足部。
タックスという柔らかい釘でまとめます。

そしてつま先にも芯を入れ、釣り込み。
前足部は接着のみでとめます。

今回の革はかたかったので、つま先部分は釘で仮止め。

これで釣り込みは完了です。
素材によって伸びたり伸びなかったり、しわができやすかったり・・・
とても奥が深い作業です。

さあ、いよいよ終盤。
次は底づけです。

 

木型とデザインが決まったら型紙を作ります。

型紙は製甲に必要不可欠なもの。
木型に描いたデザインを紙に起こします。

これは出来上がった型紙です。
木型の底の型。
ベルトの型。
表甲の型。
裏甲の型。


これを基に、革を切ります。



そして縫い合わせると…



いよいよメインイベント、つり込みです。

 

三越催事でオーダーいただいた方の靴を制作しています。
この機会にどのように靴を作っているのか、紹介したいと思います。

まず木型作り。
ここが一番大事なところです。

足の採寸をしてその方に合うように木型を作っていきます。

グレーっぽい色の部分がベースのプラスチック型で、それにピンク色のロウを持って加工しています。
これは修正木型で、靴のお渡しから半年間保管いたします。
ロウで加工しているので長期保存はできません。

木型が終わったらそこにデザインを描いていきます。
これでデザインが決まるので、詳細に描いていきます。


次は型紙を作ります。